FEATURE
ARTIST
SPECIAL
COLLABORATION
VOL.02
ホリデーコレクションを飾るのは
「néné petit」のクリエイティブユニット。
可愛いだけではない、ファンタジーの中に宿る
ユーモラスやシニカルさは
一度見たら忘れられないインパクトを残す。
そんなアディクト性が宿る作品と
RUSSETの初ビジュアルコラボレーション。
néné petit
special interview
フォトグラファーの岡﨑果歩氏とスタイリスト中本ひろみ氏によるクリエイティブデュオnéné petitは2020年から活動開始。ファッションブランドなどのコミッションワークを行う傍ら、2023年に初の個展「étude」を開催。 2025年にはzine「Image Paper」を創刊など多岐にわたるクリエイティブワークは注目を浴びています。また、GINZA SPUR NYLONなどのファッション誌やアーティストのポートレート、MVなどの分野でもそれぞれ活躍中。2人の独自のスタイルであるワンダーランド感を追求し、予期せぬ瞬間や非現実的な美しさを取り込んだ作風を展開している。そんな注目を浴びるおふたりにクリエーションについてお話を伺いました。
お二人がこのユニットを結成した経緯をお聞かせください
初めはお互いアシスタント時代に出会って独立したタイミングが近く、作品撮りや海外誌へのサブミッションなど個人的な撮影をよくやっていました。そこからクライアントの目にとまり、お仕事にとしてもチームとしてスタートしました。(制作会社を通すことなく)クライアントから直接オファーをいただき、キャスティングから撮影に至る全てをふたりでやり始めたことがきっかけです。
デュオ名をつけたのは、なんとなく看板をたてた方が一緒にやっていることが伝わりやすいかなと思ったからです。
どこかギーブルダン的な想像を掻き立てられるシチュエーションが多い作品。クリエイティブソースはどこから生まれるの?
コミッションワークに関してはクライアントの意向を汲みながら考えていくのですが、二人の作品に関しては話しててノリで決まっていくことが多いです。
足シリーズの写真は元々、いろんな人の足をポートレート代わりに撮るのはどうかなというところから始まっています。
その一環で母に、法事の時に履くようなパンプス姿を撮らせてと言ったら「私って案外足が綺麗なのよ・・・」と楽しんでくれて(笑)。タイトルも本人につけてもらおうということになり、『I have nice legs. Thanks. 』という名がつきました(笑)
また別のモデルになってくれた子は、ものすごく忙しい人で、『just tired… U? 』というタイトル名だったり(笑)、そんなことをテスト的に始めたことがきっかけで、どっちかというと即興劇的なことをやっていくのちにコンセプトがついてきた感じです。
その流れで一度とある足を撮影した際に、かなり手応えを感じたことがきっかけで、シリーズ『étude』ではその足を100シチュエーションで撮り下ろして展示と写真集を作りました。写真で見たり、ファインダー越しだとそうは見えないけど、実際はかなりギリギリの露出で・・・気づいたらお尻が見える限界までになっていたり。それに気づかない岡﨑が、もっともっと足あげて~!とリクエストしたりなど、現場は無茶振り超鬼監督です(笑)
そういえば今回の泡風呂のシーンも潜水道具を用意して本気でやってましたね。笑いが止まらなかったけど・・・
そうなんです、やっていて笑いが止まらないことたくさんあって撮影進まない・・・ことも多々あります。
前回開催されたエキシビジョンとZINE「Image Paper」について。紙に興味が失われつつある現代、あえてトライしたことへの意義は?
発端はとあるフォトグラファーの方が雑誌を作りたいという話を聞いたことがきっかけで、私たちがやるとしたらどういうことができるかな、などと雑談で話していたことが始まりでした。
話していくうちにコンセプトが定まり、漠然としていたこの企画がある日突然始動しました。当初はデッドラインを定めてなかったこともあり、ゆっくりとスタートし半年くらいかけて作りました。普段、撮影アイデアを考えていく中で自分以外の人が撮ったほうが面白そうだなと思うことや、この人が今考えていることを表現してもらいたいという気持ちもあったので、知り合いの尊敬しているクリエイターたちに声をかけて作り上げました。
特別、紙こだわったわけではないのですが、一つのテーマに対する画像の集積という意味で「Image Paper」というタイトルをつけたので紙媒体になることはごく自然のことだったように思います。
編集業務など、普段携わったことがない分野が担当できた経験も糧になったように感じます。
これから取り組んでいきたいことありますか?
これもまた二人で話している中で生まれたアイデアなのですが、とあるウェイターさんが素敵だったことがきっかけで今二人でメイドに夢中なんです。それで試しに友達をメイドにして撮影してみたらそこに『衣服が持つ情報性』という一つのテーマが見えてきて、そんな作品を今二人で思案中です。
お二人のプライベートで一番大切にしてること
仕事とプライベートの垣根がないんです。なので、クリエーションすることが一番楽しくて、今はそれが一番!
SPECIAL GIFT
ホリデーシーズン期間中お買い上げの方に
néné petitのグリーティングカード
(4枚セット)をプレゼント!
*数量限定につき、なくなり次第終了
PROFILE
ネネ・プティ
フォトグラファー・岡﨑果歩と、スタイリスト・中本ひろみによるクリエイティブユニット。
2020年から活動開始。ファッションブランドなどのコミッションワークを行うかたわら、2023年に初の個展「étude」を開催。
2025年にはzine「Image Paper」を創刊。2人の独自のスタイルであるワンダーランド感を追求し、予期せぬ瞬間や非現実的な美しさを取り込んだ作風を展開している。











